テキストファイルには見た目情報が入りません。でも、やっぱ読みやすいにこしたことはないですよね。そこでテキストビュワー。ま、テキストエディタをビュワー代わりにしてもいいんですけどね。エディタとビュワーを分けるのも一つの手。一緒にするのも一つの手。
for Windows. Last Update 2001-10
ほとんどはテキストエディタのメリットと違わないんですが、
そして、テキストエディタと違って誤ってデータを壊すことがない。(^^; 意外とやってしまうんですな、これが。
あと、細かい話ですが、エディタによってはファイルを開いたときにロックしようとするものがあり、例えばログファイルのように次々と内容が変化していくタイプのファイルの閲覧には向いていないことがあります。そんなときのために、メモ帳を卒業したエディタ使いの人たちも、ビュワーを一つ用意しておくとなかなか便利です。
テキストビュワーでなく、ビューワと呼ぶものもありますし、伝統的にはページャー、あるいはページャと呼ぶソフトもあります。ここでは、テキストビュワーで統一します。
例によってランタイムが必要でなく、簡単に試せるものから試しているので、本当はもっといいソフトが眠っている可能性があります。
less はテキストの総本山、UNIX の世界で標準的に使われている(よね?)テキストビュワー。コマンドプロンプト上で動作し、あるプログラムの標準出力を逆スクロールさせたりできる。新しいウィンドウを開かないのではじめのうちは奇異に感じるかもしれないが、慣れると意外に快適。ただ、Win9x系はプロンプトが遅いのが難点。ずっとバージョンが上がっているんだけど、それぞれ日本語化している人が違ったりして、けっきょくすごくたくさんバージョンがあるように見える。だいたいどのバージョンでもちゃんとバグが発見されているけど、だいたいどのバージョンでも実用に耐えないことはないと勝手に解釈しています。ちなみに手元のものは less 332 + iso 221 でした。
ところで、Windows 2000 のプロンプトで less を動かすと固まるのはなぜですか? バグ? more 使えってか? wcsh でもダメだし、やっぱ cygwin ?
less もどきの動作をするテキストビュワー。有名な FFFTP の作者の手による。普通の Windows アプリ。のくせにパイプ動作もするので Perl などの標準出力へ書き出すプログラムの結果を保存する、といった目的にも使えます。速いし、デザインもシンプルなので常用してます。
本当にむちゃくちゃでかいファイルを表示させるにはこっちの方がいいのかもしれないですが、私は未だにその必要性を感じたことはありません(^^;
こちらはかの電八の作者さん。
2つの画面で2つのファイルを比較することができます。バージョン違いのファイルが散乱しちゃったら便利かも。
懐かしの MIEL、と書いて喜ぶ人がどれだけいるか。でもそんな感じです。テキストベースのディレクトリリストとファイルの内容を表示する2画面構成ですが、ツリー表示はしてくれないし、テキストベースなので、非常に MIEL ライクに仕上がっています。大量のテキストファイルの中をサクサクと覗きたい場合は重宝します。でも、文字コードを一発で解釈してくれないとか、JIS コードを解釈しないなどの点が不満。今後に期待。
WLOOK32 と同じく大量のテキストファイルの内容を確認するのに便利なファイラー内蔵のビュワー。なんとマウスカーソルを合わせるだけで内容を表示してくれるし、かなり多機能。逆にすごく大きなファイルを高速に閲覧することには向いていない。
Mac はテキスト文化じゃないのか、爆速テキストビュワーなんてものはないようです。
テキストファイルをテキストビュワーで開くにはいくつか方法があります。
1 と 2 は標準的な方法ですが、スマートじゃないというか、手間が多いのであまりスピーディに作業できません。
3 と 4 は似ているようでちょっと違います。例えば前者は卓駆★や FileVisor、Ariadne などのファイラーが入ります。基本はファイラーなので、ファイルの移動、削除、コピーなどが主で、内容の表示はこれらの操作よりも優先順位は低いです。逆に、ビュワーにファイラーがついているものは当然内容を表示することが主なので、前者よりも内容を表示するための操作手順は基本的に少なくなります。
分かりにくい? WLook32 や桃などのビュワーを試してみれば恐らく分かると思います。こうしたソフトは、大量のファイルの中身を次々と覗いていくような使い方に適しています。
関連付けの変更は、とにかく .txt の拡張子を持つファイルを必ずメモ帳以外で開くときに行います。もちろんビュワーでなくエディタに関連付けてもいいんですが、私はひとまず内容を改変しないソフトで開くようにしています。もちろん使っているエディタにはバックアップを作る機能もあるし、普段その機能はオンになっているので、間違ってファイルの内容を壊してしまってもまず間違いなく元に戻せるんですけど、それでもなんとなく気持ち悪いのでこうしています。
具体的には「フォルダオプション」の「ファイルタイプ」のところで変更します。関連付けの変更の方法はあちこちの Web に載っていると思うので、ここでは敢えて挙げません。